ChronicaSeclusion の心臓部であるエディタ(SovereignEditor)の機能を詳しく解説します。日本語の小説執筆に特化した、ルビ・禁則・縦書きなどの表示機能を備えています。
1 ルビ(ふりがな)
ルビを付けたい文字列を選択し、Ctrl + R(または右クリック→「ルビを付ける」)でふりがな入力ダイアログを開きます。既にルビが付いた箇所では、右クリックから「ルビを編集する」「ルビを削除する」(Ctrl + Shift + R)が選べます。
ルビの記法スタイルは2種類から選べます(環境設定の「表示」タブで切替):
- 青空文庫式 …
本文《ルビ》形式。テキストファイルとしても汎用性が高い記法 - なろう・カクヨム式 …
|本文《ルビ》形式。小説投稿サイトへの貼り付けにそのまま使えます
どちらの記法で保存しても、エディタ上ではルビとして美しく表示されます。
2 禁則処理・原稿用紙グリッド・ルーラー
日本語組版に必要な補助機能を備えています。いずれも環境設定でオン/オフ・詳細設定が可能です。
- 禁則処理 … 行頭・行末に来てはいけない文字(「。」や「、」の行頭など)を自動で追い出し・ぶら下げ処理します。禁則対象の文字はカスタマイズ可能です
- 原稿用紙グリッド … 原稿用紙風のマス目を背景に表示し、文字の位置を視覚的に把握できます
- ルーラー … 行の文字位置を示すルーラーを表示(40文字全角/80文字半角/非表示)
- 行番号 … 行頭に行番号を表示します
- 年号・元号表示 … ルーラー部に年号を表示。日本・中国の両方/片方のみ/非表示を選べます
3 折り返しと表示のカスタマイズ
環境設定の「表示」タブで、読みやすさを細かく調整できます。
- 横書き折り返し … 「ウィンドウ幅で折り返す」または「指定文字数で折り返す」を選択。指定文字数は自由に設定できます(例:40文字)
- 文字間隔・行送り … 文字同士の隙間と行間隔を調整できます
- スクロール速度 … ホイール1ステップあたりのスクロール行数を変更できます
- フォント … エディタフォントとUIフォントをそれぞれ変更可能。
Ctrl + ホイールで即座に拡大・縮小もできます
4 ハイライター(構文強調)
「表示」→「ハイライター(構文強調)」で、エディタ内のテキストを色分け表示できます。
- 会話文の強調 … 「」で囲まれたセリフ部分を色付きで表示
- キーワード強調 … 設定データベースに登録した登場人物名・用語を本文中で強調表示。クリックするとその設定項目の詳細をその場で確認できます
色はすべてテーマビルダーで自由に変更できます。
5 検索・置換
Ctrl + F で検索パネルを開きます。F3 / Shift + F3 で候補間を移動。置換も同じパネルから行えます。
「全タブ」にチェックを入れると、開いているすべてのタブを対象に一括置換を実行できます(実行前に確認ダイアログが表示されます)。
6 フォーカスモード
アウトラインパネルで章やシーンをクリックすると、エディタの表示がその範囲だけに絞られます(フォーカス)。もう一度クリックするか「全章表示」ボタンで全体表示に戻ります。
フォーカス中の範囲は「フォーカス範囲を選択」(Ctrl + Shift + A)で選択したり、「フォーカス範囲を保存」でその部分だけをファイルに書き出したりできます。長編の一部分だけを集中して書き直したいときに便利です。
7 縦書き・縦中横 Max版のみ
「表示」→「縦書き表示」で、エディタを縦書き表示に切り替えられます。小説らしい見た目で執筆できます。
- 縦中横 … 数字など2桁の半角文字列を選択して右クリック→「縦中横にする/解除する」で、縦書き内で横向きに表示できます
- 縦書き折り返し … 縦書き時の1行あたり文字数を環境設定で調整できます
縦書き表示はエディタの表示方法のみを変更するもので、保存されるテキストデータ自体は変わりません。横書き・縦書きはいつでも自由に切り替えられます。